お茶の世界は
天国のようなものです。
一度茶室に入って
本当の茶会を体験すると
それが分かります。
香のかおり、山紫水明の露地、清水、静寂、花の浄らかさ、懐石の食の芸術、禅と創造の結晶たる茶碗、間を整える点前の動き、
点てられた茶は生命を育む広大な大海の如し、そして例えようのない神秘的な味。
峻厳な修行で悟りに到達した聖俊者の墨蹟が主客の心を照らす。
炉の中の炭火が時の移ろいを静かに刻む。窯から躍動の湯煙がゆれる。松風の音色。
春夏秋冬があり、春夏秋冬がない。
即今唯今
薪水を運び、湯を沸し、茶を点てて、
神仏に捧げ、人に与えて我も飲む。只ひたすらに。
御家元の教示を実践する。
山石庵での体験
茶会に使う道具は、室町、安土桃山・江戸時代の名品を使い、掛軸は歴代御家元や名僧たちの名筆を掛けます。
名筆を拝見することで、禅の奥深さに包まれ、茶の高度で真の体感を得ることができます。
〒602-0814
京都市上京区幸神町304
(寺町通今出川上ル西入)